BMW Motorrad C600 SportのF/Rサスペンションをモディファイしました。
BMW C600を快適に乗るためのフロントフォークのモディファイをT.K様より依頼されました。
ブレーキング時のノーズダイブによる姿勢変化が大きいため、リアタイヤのグリップ感が損なわれるような症状と走行時全般におけるゴツゴツした感覚の改善をするためのモデイファイを施しました。
マルゾッキ社製のMotorrad C600 Sportのフロントフォークは右側がスプリング、左側がダンパー機構のセパレートファンクションフォークですので、今回は片側のダンパーカートリッジ製作と左右の摺動部の見直しを致しました。
このフロントフォークはインナーチューブと内部のダンパーシリンダーが一体と成っている非分解構造のため、通常のオーバーホールを可能とするカートリッジ式のダンパーを用いて後のメンテナンスも考慮したモディファイを致しました。施工後は走行時におけるフロントのゴツゴツした乗り心地が改善され、ダンピングの安定性とレスポンスが向上しましたので制動距離も短縮され、ライディングをより楽しめるようにな足回りに仕上がりました。
当初はフロントのモディファイのみのご依頼でしたが、フロントフォークの性能が向上したことにより相対的にリアショックの動きが芳しくないとのことで、後日、リアショックのモディファイもご依頼いただきました。
T.K様は施工後すぐに試乗されて、乗り心地、安定感、操縦性の良さに感動し、2時間も走り続けて快適なツーリング気分を味わったとのコメントをいただきました。
T.K様、ご依頼頂き誠にありがとうございました!